こんにちは、ささぶねです。
一義流気功の小池先生と麻酔科医まきちゃん先生のおはなし会という対談&講演会イベントに参加しました。
今回はそのおはなし会の講演内容についてご紹介したいと思います。
愛MAX生き方極め人まきちゃん先生のおはなし会
よし❤️まきの『バッサリ❤️斬ってもいいですか?』in 国分寺Lホール
今回の講演会のテーマは「正義、善とは何か?」でした。
目次
人間の本質は「正義、善」を求める
人間は誰しも、本質的には正義、善に価値を見出します。
これは人間が生まれ持った基本的な性質です。
悪いことを行おうとすると、その人間としての性質に逆らうため、人はごまかしをして自分を正当化せざるを得ません。
例えば、沢山のお金が入った財布が道端に落ちているのを見つけます。
そのお金をネコババすると、たとえ誰にもその場面を見られていなかったとしても・・・、
悪を行ったことの罪悪感があり、お金を手に入れて得をしたことの喜びが目減りします。
そして、その人は
「自分は正しい」「悪いのは〇〇で、自分ではない」「仕方がない」「これくらいは良いだろう」
などといったごまかしや自己正当化をします。
人間は悪をして、それを正当化するとその人の精神をぼやかし、理性を曇らせ、麻痺させます。
精神をぼやかし、理性を麻痺させると、その人は思考能力が落ちます。
人間は「精神体」と「肉体」で出来ている
人間は「精神体」「肉体」で成り立っています。
精神体が私たち人間の本体です。
精神体は精神としての自我を保ったまま肉体を支配しています。
そして、精神体は「改善」マニアです。
「改善」とは、今よりも良くなることの他に 今よりも悪化するのを防ぐことも含まれます。
肉体は単独でも精神活動はできますが、より原始的な活動のみに留まります。
いわば、肉体は自分自身が生き残るための「生存」担当です。
「生存」とは生き延びよう、子孫を残そうといった意思のことです。
人間にとって「善」「悪」とは何か?
人間にとって「善」「悪」とはなんでしょうか?
人は何を基準にして「善」「悪」を分けているのでしょうか?
「善」「悪」の基準になるものには、必ず「改善」「生存」の根拠があるものになります。
「精神体」と「肉体」がそれぞれ求めているものです。
自分の中で、または自分と他人との関係の中で、正しさと正しさが対立する時があります。
その対立のパターンはこのような場合です。
「生存」× 「改善」
「生存」× 「生存」
「改善」× 「改善」
さて、どれを選ぼうか?と迷ったときに、この考え方の枠を使うと整理しやすいでしょう。
普遍的な価値がある善と善との対立
「善」の感覚には排他性があります。
排他性とは自分が正しい、相手は間違っていると主張することです。
自分が善だと思うと、相手を悪と決めつけて攻撃する性質があります。
「善」と「善」の対立の渦に巻き込まれたらとても大変です。
そこから抜け出すことが難しくなります。
もしも「善」と「善」の対立が起きてしまったら、相手の主張に「生存」「改善」が無いか?について、一度考えてみると良いでしょう。
「善」にとっても「悪」にとっても味方にも敵にもなる存在とは?
「善」にも「悪」にも味方し、それに逆らうことが出来ない価値観があります。
それは「美」です。
「美」は精神体にとって最高の価値あるものであり嗜好品です。
「美」は精神体が逆らえないものです。
「美」は精神体が自分で発生させるものです。
そして「美」はいろんなものとくっつきます。
「美悪」「善」
の対立の場合を考えてみましょう。
例えば、ボランティアが正しくてもダサいからサボるのは「悪」です。
でもサボることがカッコいいと思っていたら「美悪」になります。
精神体にとって「美」は本当に大きな抗えない魅力があるため、
「美悪」「善」
で迷った時は、「美悪」を選択してしまします。
「美悪」「美善」
のどちらを取るかについて迷った時、もし美の大きさが同じであれば人間は「美善」を選ぶでしょう。
しかし、「美悪」の美がより大きい場合は、人は「美悪」を選択肢ます。
「美」があるとそれが悪でも優先されるのでみんな「美」に振り回されてしまうからです。
「美」というのは様々なものに対してその価値を見出します。
「美」を感じる対象は、人それぞれですが例えば
- 音楽などの芸術
- 生きざま
- メンタリティー
- 武士道、騎士道
ボランティア
マイノリティー(少数派)でがんばること
などが美の対象になることもあります。
ここで大切なことは、あなたも「美」に惹かれていることを一旦認めるということです。
「美」は簡単にくっつけられる
「苦痛」があると「美」を生み出します。
人は苦痛があると、その苦痛を和らげようとします。
「美」の発生条件をいくつかご紹介します。
人は苦痛から逃れるために、無理をして「美」を手に入れようします。
例えば、リストカットは無理やり苦痛を生み出して「美」を発生させて、苦痛を和らげようとするから腕を切ります。
タブーや人を傷つける自己陶酔も「美」を生み出します。
「美」はわりとカンタンに作ることができます。
例えば、
教会のきれいなステンドグラス
お寺の建造物の美しさ
などです。
人を何かに誘導するためにあえて無理やり「美」をつくる場合もあります。
まずは「美」に惹かれていることを一旦認めた上で、「美悪」を選ばないようにすることが大切です。
=講演者のプロフィール=
小池義孝(こいけよしたか)
東京都荒川区在住。一義流気功院・気功教室主宰
初出版「ねこ背は治る!」は、ビジュアル版と併せて24万部のベストセラー。
他、「知るだけで防げる「うつ」の本」など著書多数。
うつ病などの精神問題については深い洞察と解決法を持ち、
日本の、世界の人々の心身をより健康に導くために猛進中。
HP
http://www.ichigiryu.com/kikou.html
吉村真紀(よしむらまき)
長崎県佐世保市在住。麻酔科医、医学博士。
2010年、自らの大病をきっかけに冷えとり健康法と出会う。
温めると自分の本質に目覚めていく。
冷えが心と体の病に多大な影響を与えていること、
本質に目覚め本当の自分を生きる大切さを、
西洋医学、東洋医学を含め、医師としての経験も踏まえ、
“まきちゃん先生”として全国で講演活動をしている。
HP
https://www.makichan8888.com/
ブログ
http://ameblo.jp/ymaki1107/entry-12114620035.html
今回はこれにて!
ささぶねでした!
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